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TOCクラウドとハーバード流交渉術

TOC(制約理論)のなかに、対立を解消するための「クラウド(エバポレーティング・クラウド=蒸発する雲)」という強力な手法があります。これは業務の流れを悪くしている根底に「コンフリクト(対立)=ジレンマ」があり、これがボトルネックになって組織を停滞させている、という考察に基づくもので、この対立をクリエイティブに解決する方法です。まず「コンフリクト」の要素を・手段(Wants)・要望 (Needs)・共通目標 (Common O...

人に罪を作らせない経営

「行動コントロール」に関するとってもいい事例を発見。天才的な発明をした少年 熱中症による乳児死亡を防止する方法とはThe Huffington Post | 執筆者: Caroline Bologna(引用)元ハフポストアメリカ版のコラムニスト、Lisa Belkinはこう述べている。「誤って子どもを置き去りにし、死なせてしまうことは、誰にでもありうることです。親を非難し罰したところで、次の過ちを防ぐことはできません。事故が起こりうると想定し、...

「経常利益主義」の弱点とスループットの考え方

当たり前ですが、良い会社では経営と現場が一体化しています。つまり経営が「戦略」として掲げたものが、現場のオペレーションにスムーズにつながっている必要があるのですが、実はこれが結構難しい。例えば、KPI(重要経営指標)の設定ミスで、現場が混乱しているケースって結構あるんです。「原価率下げろー!」「同時に在庫も減らせー!」っていうのは、実は矛盾するKPIなんです。そのことを教えてくれるのが、TOC(制約理論)...

ソフトバンク光でも使えるNTTのFAXお知らせサービス

トータルの通信費がかなり安くなるので「NTT フレッツ光」→「ソフトバンク光」に乗り換えようと検討。唯一ネックなのがNTTフレッツ光で提供されている「ファックスお知らせメールサービス」(月額100円で受信FAXをデータ化してメールで送ってくれるサービス)が使えなくなる点。(SBホワイト光電話ではこのオプションがないため)いまさらFAXの時代でもないんだろうけど、業界によってはFAXでやり取りしたい会社もないわけではない...

「要望どおり」でなく、真のニーズを見抜いて、お客さんの期待値を越える

何でもお客さんの「要望どおり」を実現するのでなく、真のニーズを見抜いて、お客さんの期待値を越える「最適」を提供する「おもてなし」の精神。紳士服店でもレストランでも、メーカーでも<一流>って同じなんだと思う。星野リゾート社長の星野佳路さんいわく「どちらかというと、西洋のサービスはサーバント(召使)の関係です。主人のリクエストに早く正確に応えることが、最もいいサービスとされる価値観があると思っています...

吉野家の経営戦略とは何か

2010年04月17日 に楽天ブログでコラムを書き、拙著「プロフェッショナルを演じる仕事術」で、吉野家の歴史や、経営戦略の変遷についての分析しました。結論としては、「経営戦略の分析はほとんどが後付けで、結局良くわからない」というもの。最近になって吉野家に明るい兆しが見えだすと、その理由をそれっぽく説明するなんとか研究所の研究員や評論家がしますが、それでは本質は見えないと改めて思います。別に彼らが悪い訳じゃ...

老後資金にいくら必要か(「貯蓄がまったくない世帯」が1/3)

仕事の関連で、日本の老後資金をリサーチ中。ざっくりいえば85歳で死ぬまで、年金との生活費の差額として2000−3000万円の自己資金が必要。さらに、ゆとりのある生活を望むなら4000万円の自己資金が必要です。では、どれぐらいの人がそれを持っているかといえば、一番信頼できそうなのが日銀内の「金融広報中央委員会」のデータです。40代 貯蓄のない世帯30.4% 平均値614万円 中央値300万円50代 貯蓄のない世帯2...

光フレッツならインターネットFAXは不要

今回のコラムはタイトルの如く、FAXを設置しなければならない中小企業でフレッツ光回線を使っているなら『ファックスお知らせメール』が便利という話です。先日あるクライアントさんからどうしてもFAXで文章をやりとりしたいので、FAXを設置して欲しいという依頼がありました。私の中ではFAXはすでに大部分の役目を終えたアナログ機器であり、通常はメール添付で十分な場合がほとんどなのですが、不動産屋さんをはじめ、一部の方々...

年金は破綻しないのかという話

年金が破綻しない前提として「年金積立金管理運用独立行政法人」(GPIF)が年利4.1%以上の運用成績を上げる必要があります。GPIFのホームページを見てみると、過去のパフォーマンスが分かりますが、ここ数年はまあまあ調子が良い様子。(通期で平均3.18%なので4.1%には遠いですが。)http://www.gpif.go.jp/operation/archive.html――――――――――――――――――――▼直近のGPIFの運用実績(収益率) 平成26年度:+12.27% 平成25年度:+8.6...

地元との共存共栄なるか?イオンモール岡山

年末年始に帰省したついでに、岡山駅前にできた巨大ショッピングモールに行ってきた。店舗数は356で、イオンモール幕張新都心と同じ規模、ららぽーと豊洲(180店)のほぼ倍、敷地もイオンレイクタウン(埼玉越谷の日本最大ショッピングモール)の3/5ほどで相当広い。▼イオンモール岡山の基本情報敷地面積  約46,000㎡延床面積  約250,000㎡総賃貸面積 約88,000㎡駐車場台数 約2,500台テナント数約350店今回は人も多か...

TOCで戦略的な自由度を拡げる

先週「ザ・ゴール コミック版」の発売を記念したTOC(制約理論)セミナーに参加してきましたが、マツダやデルタ航空の発表を聞きながら、慶応大学ビジネススクールの清水先生の著書「戦略と実行」が頭に浮かびました。ザ・ゴール コミック版(2014/12/05)エリヤフ・ゴールドラット/ジェフ・コックス商品詳細を見る戦略と実行(2011/03/24)清水 勝彦商品詳細を見る経営を「戦略」と「実行」に分けると、清水先生は「戦略のコモディテ...

給料が低かった時代の方が、みんなモチベーションが高かった訳

先日、「某社では給料が低かった時代の方が、みんなモチベーションが高かった」という話を聞きました。この会社は他社に先駆けて「成果主義」を導入したりして、先進的な会社としてもてはやされていましたが、残念ながら今は業績低迷にもがいています。「成果主義」は導入方法や時期を間違えると「アンダーマイニング効果」を生みやすいと言われています。つまり「給料(金)」と「仕事」を直結させすぎると、モチベーションが落ち...

サプリ市場の今後を占う

サプリの「機能性表示」の大幅緩和でマーケットがこれから爆発的に伸びそうな気配。今年ロスに行ったときに、日系のサンワデパートで、日本でも売られているサプリが「目に効きます」「脳機能が向上します」などと書かれて売っていて多少驚いた。日本は薬事法の関係で、使用者が(あくまで)個人の感想を語るとか、「目が気になる方に」とか曖昧な表示になっているけど、それがアメリカ並みに効果を全面に出したダイレクトな表現に...

「頭を突き合わせて仕事をしないとイノベーションは起こせない」ってホント?

ノマドではワイガヤ会議で生まれるようなイノベーティブなアイデアは出てこないという話。猪子寿之 “ウルトラテクノロジスト集団”の仕事術ヤフーもやめたでしょ。「ノマド」「在宅勤務」を禁止する理由【その5】頭を突き合わせて仕事をしないとイノベーションは起こせない 2014.10.08一般論としては分かるけど、単にそのソルーションとなるツールがまだ存在していないだけのように私には思える。そういう意味では、そこに強い「固...

誘惑に負けろ!ソイジョイ販売戦略

SOYJOYの広告キャッチがうまいなーと思ったのパチリ@新宿。低GI食品(糖の吸収がおだやか)ということで数年前に売り出されたスナックですが、最近は糖質OFFがだいぶ一般化してきたので、まさに今売りどき。2−3年前までは、糖質vsカロリー戦争が行われてて、糖質OFFを推薦していた先生方は異端児的な扱いをされて叩かれていましたが、今は昔。時代は変わるものですね。ちなみに「Soyjoyトマト味」って個人的には好きなのですが...

コダックがデジカメに屈した訳(倒産した本当の理由)

Harvard Business Reviewの記事で、「イノベーションはアイデアの問題ではなく、気づきの問題である。コダックの研究所は、最初のデジタルカメラを1975年に開発していたが、製品化を進めなかった。」というコラムを読みました。「足りないのはアイデアではなく「気づく仕組み」」2014年10月21日 デイビッド・バーカス  オーラル・ロバーツ大学の助教授。経営学を担当。この記事のように「コダックはデジカメの破壊力に気づかなか...

シーンとなる会議を改革する鍵は「結果」を出すこと

面白い講演録を読みました。「重要なことよりも、結果が出ることをやれ」 日本交通・三代目社長が、1900億円返済の過程で得た経営哲学とは?」マッキンゼーを経て、3代目社長となった川鍋氏の話で、「結果が出ることをやるべき」という大変教訓に満ちた話なのですが、私には、下記の部分が響きました。「会社をうまく回すには、取締役会ってのが大事なんですね。 その会社の中の最高意思決定機関ですから。 私も日本交通の取締...

岡山県真庭市と里山資本主義

週末、所用で地元岡山市から車で北に1時間ほど走った所にある真庭市に行ってきました。真庭(まにわ)は、ベストセラー新書「里山資本主義」(藻谷さんの著書)で、冒頭に詳しく紹介されているエコシティ。里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く (角川oneテーマ21)(2013/09/25)藻谷 浩介、NHK広島取材班 他商品詳細を見る何がエコかというと、市内各所の製材所で出た木材くずで大型発電したり、公共施設の暖房や温室の...

まだ存在しない商品のイメージを描く事

...

「自由に発言してよい」は建前?ミーティングに見えるグローバルマネージャーの条件

会社のグローバル化について考える際に大変参考になる資料として、「ミーズ日本支社の日本人」という面白いビジネスケース*があります。(*ビジネススクールで使われる実話に基づくミニストーリーや議論用教材。)慶應大で作られたこのケースには、米系多国籍企業のミーズ社の日本支社に就職した吉田真紀さんという女性が出てきます。家族の都合でカナダで幼少期を過ごし、現地の大学を卒業して日本に戻ってきた彼女は、このミーズ...

Appendix

若林計志

flowone

株式会社フローワン代表取締役。日本最大級の海外オンラインMBAを立ち上げ、事務局長を約11年間務めた後、独立。ビジネスパーソンのマネジメント力アップ、学習システム/アプリの開発等に取り組んでいる。 TOCfE国際認定コース修了。コロンビア大学大学院ICCCR 交渉術講師認定コース修了(by Dr.B.Fish) info@flow-one.com

MBA流 チームが勝手に結果を出す仕組み

組織や人が目標に向かって自然に行動する「仕組み」を構築する方法論=「マネジメントコントロール」を分かりやすく解説します。

プロフェッショナルを演じる仕事術

(「BOOK」データベースより)大前研一監修の海外MBAプログラムの責任者として、スキルアップを目指す多くのビジネスマンと関わってきた著者。そこから見出した成功法則を、余すことなく披露する。発刊以来2万部突破!

リーディングス組織経営 改定版

リーダーシップ、イノベーション、プラットフォームなど、多岐にわたる経営学のテーマが、分かりやすくまとめられている岡山大学版教科書。第9章「企業成長に伴う内部対立のメカニズム:避けがたい「壁」を乗り越えるための処方箋」を寄稿させていただいています。

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