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蓮舫氏「2位じゃダメなんですか?」の真意(バカにしている方はご注意を)

以前、レンホー(蓮舫)さんが事業仕分け(古い!)の際に

2位じゃダメなんですか?」

と聞いてワイドショーのコメンテーターやネット上の”識者”に叩かれていたが、法廷で証言を引き出すために、質問者(弁護人)があえて否定的な質問をする手法は、欧米のロースクールでは普通に習う。

「その必要はなかったんじゃないですか?」と質問者(弁護人)が質問する事で

「その必要が確かにあった」

事を本人に語らせるために。(言い換えれば、質問者が「その必要はない」という自分の意見を語りたい訳ではない。あくまで主役は質問される人なのです。

当時文科省の理研担当者は

スパコンが一位でなければならない理由」

を多くの視聴者の前で語る絶好のチャンスが与えられていた
という事になる。実際に文科省の担当者は

「一位じゃないと意味がない」

という趣旨の発言をしていたのだから、こう聞かれるのは当然といえば当然。

善意に解釈すれば、蓮舫議員は

「2位だったら本当に意味がないの?(2位でも政治的に税金投入を継続すべきなのか聞きたい)

という意図があったとも取れる。

ところが担当者の説明が全く要領を得ず、グタグタなまま質疑は終了。

ところは映像編集で

2位じゃダメなんですか?」

という部分だけを切り抜いて、蓮舫さんが攻められてしまったのはかなりミスリーディング。

ごく普通の欧米の専門家からみたら、

「アカウンタビリティ(説明責任/結果責任)を果たせていない方が悪いんじゃない?」

となるのではないだろうか。

もちろん当時は

「質問者」

という立場を踏み越えて、大岡越前並みに自分の意見を語って相手を糾弾する仕訳人もいただろうから、事業仕分けをするときに、その辺りのルールを厳密に設定しておけばよかったのにとは思う。

参考リンク

http://togetter.com/li/884055
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若林計志

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株式会社フローワン代表取締役。日本最大級の海外オンラインMBAを立ち上げ、事務局長を約11年間務めた後、独立。ビジネスパーソンのマネジメント力アップ、学習システム/アプリの開発等に取り組んでいる。 TOCfE国際認定コース修了。コロンビア大学大学院ICCCR 交渉術講師認定コース修了(by Dr.B.Fish) info@flow-one.com

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