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TOCで戦略的な自由度を拡げる

先週「ザ・ゴール コミック版」の発売を記念したTOC(制約理論)セミナーに参加してきましたが、マツダやデルタ航空の発表を聞きながら、慶応大学ビジネススクールの清水先生の著書「戦略と実行」が頭に浮かびました。


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経営を「戦略」と「実行」に分けると、清水先生は

「戦略のコモディティ化が進んでいる」

と言っています。確かに依然と比べると有名コンサルやMBAのフレームワークはいくらでも転がっており、それなりの人材を抱えている企業では、社内で高度な戦略を作れるようになっています。なので、そこで差別化はしにくくなっている。

むしろ差が出るのは「実行」です。清水先生は戦略(=トップ)、実行(=労働者)と区分けしてしまう誤解があることを指摘し、戦略実行の本質は

「戦略の後工程ではなく、戦略の仮説を展開すると同時に、戦略立案段階で明確にできなかったこと、予想できなかったこと、間違っていたことをその実際の行動の中で知り、フィードバックを通じて戦略を練り上げるプロセス」



とおっっしゃっていますが、まさにその通り。

マツダのスカイアクティブの成功事例は、まさに実行フェーズをTOCで磨きをかけることで、戦略的な選択肢(自由度)を作った訳で、戦略ありきではなかった点が非常に面白いなと思いました。

アマゾンだって、もともとのアイデア(戦略)自体は実に単純で、オペレーショナルエクセレンスを追求した先に、戦略の選択肢を拡げたという意味では似てますね。
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若林計志

株式会社フローワン代表取締役。日本最大級の海外オンラインMBAを立ち上げ、事務局長を約11年間務めた後、独立。ビジネスパーソンのマネジメント力アップ、学習システム/アプリの開発等に取り組んでいる。 TOCfE国際認定コース修了。コロンビア大学大学院ICCCR 交渉術講師認定コース修了(by Dr.B.Fish) info@flow-one.com

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